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ベリーライフの資産運用コラム

シャープレシオとは? 賢い計算術

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シャープレシオとは? 賢い計算術

 

 

 


 

資産運用、特に少額から始められるものとしてファンド(公募投資信託)があることは、すでにご存知でしょう。

 

今回は、投資の効率性を測るシャープレシオについて簡単にご紹介します。この計算式は、アメリカの経済学者ウィリアム・シャープが考案したもので、今では世界中で使われている投資運用成績を測る指標の一つです。
ファンドの収益には、絶対的収益と相対的収支があります。絶対的収益は、年率n%上昇するようなものを指します。相対的収支は例えば良くニュースで耳にするTOPIX(東証株価指数)といった特定のインデックスをまず目標として、収益を出すためにそれを上回る運用を目指していくものです。

 

現状、ほとんどのファンドが相対的収益を上げることを目的としており、その時にシャープレシオを計算することで投資効率性を上げることが出来ます。

 

資産運用を長続きさせるコツは短期間の価格変動に対しどっしり構えることが重要なのです。そのためにもこの計算術を使って、少しだけ安心材料が増やせるかも知れません。

 

 

使うと投資の効率性を上げることが出来る

 

 

 


 

同じようなリターンが見込まれる年率10%のファンドがあるとして、ポートフィリオA、ポートフィリオBどちらを選ぶべきでしょう。ここでリスクを点検する必要があります。Aのリスクは20%、Bのリスクは40%だとすれば、前者のポートフィリオAを選ぶと安心出来そうです。

 

リスク・リターンのバランス、これを効率という観点から見ていきましょう。良く聞く単語としてPER、PBRなどがありますが、これらはあくまで割安・割高なのかを測るためのものであり、将来収益性を示すものではありません。シャープレシオを使うことで、投資の効率性を求め、より良いリターンを得る手がかりを得ることが出来るのです。

 

 

シャープレシオを計算しよう

 

 

 


 

早速、シャープレシオを計算してみましょう。計算式は……
シャープレシオ=(リターン-リスクフリーレート)/リスク(標準偏差)

以上のようになります。

 

聞き慣れない『リスクフリーレート』だけご説明しましょう。これは、リスクが殆どない、またはリスクがゼロの資産から得られる利回りを指します。日本の場合だと日本国債辺りが該当します。

 

これで一体何が分かるのでしょうか。そう、シャープレシオはリスク1つ辺りのリターンを求めてくれる便利な計算式です。求められたシャープレシオの値が大きければ大きいほど優れたパフォーマンスを持っていると言えるのです。

 

もっと具体的な例で説明しましょう。

 

先ほど例に挙げたリターン10%・リスク20%のAファンド、リターン10%・リスク40%のBファンドを使って計算してみます。今回は、リスクフリーレートはゼロとして計算することにしましょう。あまり具体的な数字を入れてしまうと、頭が痛くなってしまうかも知れません。なお、実際の計算では、リスクフリーレートを勘定に入れる必要があります。

 

ファンドA、シャープレシオ=10/20=0.5
ファンドB、シャープレシオ=10/40=0.25

 

この時、ファンドAのシャープレシオは0.5、対してファンドBのシャープレシオが0.25。A>Bですね。よって、ファンドAの方が効率良くお買い得なことが分かりますね。
シャープレシオを使って、リターン多く、リスク少な目、効率高い投資を目指しましょう。

 

代表紹介

代表・齊藤和孝 齊藤和孝

独立系ファイナンシャルプランナー(CFP(R)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)

CFPロゴCFP(R)・・・CERTIFIED FINANCIAL PLANNER(R)、およびサーティファイド ファイナンシャル プランナー(R)は、米国外においてはFinancial Planning Standards Board Ltd.(FPSB)の登録商標で、FPSBとのライセンス契約の下に、日本国内においてはNPO法人日本FP協会が商標の使用を認めています。

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