BLOG

ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 未分類
  4. 介護について考えることが大切な時代になりました

介護について考えることが大切な時代になりました

人生100年時代が到来して長生きに対する備えも必要になってきました。

長生きの時代に、多くの人が不安に思うことが二つあります。それは健康に対する不安と経済の不安です。

せっかく長生きしても寝たきりだったり、長期間要介護状態になるというのはあまり想像したくないものです。

日本では生命保険加入率は約90%ととても高く、死亡時の家族への保障や入院、手術への保障については多くの方が備えていることがわかります。

一方で死亡リスクや病気・ケガのリスクと同じくらい不安に感じている介護については、既に備えているという人は約40%程度に留まっています。

今、どれくらいの人が要介護(要支援)の認定を受けているのでしょうか?

 

40歳以上の要介護(要支援)認定者数  約672.6万人 (12人に1人)

65歳以上の要介護(要支援)認定者数  約659.7万人 (5人に1人)

85歳以上の要介護(要支援)認定者数  約355.0万人 (2人に1人)

(厚生労働省「介護事業状況報告月報(暫定)令和2年7月分」

 

当たり前のことですが、年齢が高くなると介護率が大きく跳ね上がります。

理想は100歳まで健康でいられることですが、現実は厳しいようです。

では、介護にはどのくらいの費用が掛かるものなのでしょうか?

あくまでも平均値ではありますが、初期費用(介護用ベットや家の改修)で69.2万円、毎月の費用は在宅で4.6万円、施設で11.8万円になります。これも平均値ですが介護期間は54.5か月になりますので数百万の計算になろうかと思います。この介護費用をカバーする保険が注目されています。

では健康で老後を迎えた時の経済についてみてみましょう。

夫婦2人でゆとりある生活に必要と言われている金額は月額36.1万円と言われています。一方で平均的な収入だった方がもらえる年金は約22万円、85歳まで差額を埋めるとなると、65歳の時点で約3360万円の自己資金が必要になります。100歳まで生きるとさらに15年分が上乗せされますね。以前話題になった「老後2000万円不足する」問題は、このあたりのことが根拠になっていると思われます。

今の低金利では、銀行に貯めておいてもなかなかお金は殖えません。働いて収入を得られている間に、時間をかけてお金を有効に運用していきたいものです。