子供の教育費どのくらいかかるか知っていますか?
2021/06/02
独身時代、結婚後、子供が生まれてから皆さんはどのような変化がありますか?
一番は、お金の使い方や貯められる額の変化だと思います。
特に子供が生まれてからは、自分のことは後回しにして子供にお金を使っている人が大半ですよね。
子供を育てるにあたり、必ずかかってくるのが教育費です。
みなさんは、子供の教育費はどのくらい必要か知っていますでしょうか?
子供の教育費をしっかり理解することで、子供の選択の幅が広がるかも知れません。
幼稚園から大学までの教育費
今じゃ大学に進学する人がほとんどだと言われています。
共働きも多いことから幼稚園・保育園に行かせる家庭がほとんどだと思います。
将来大学まで通わせるとして、教育費はどのくらい必要になるのか目安は大切です。
年々教育資金の無償化が増えていますが、いつどうなるか分かりませんよね。
いざとなった時にお金がないなんてことがないように、しっかり子供の教育費について考えておきましょう。
幼稚園
今回は幼稚園の費用を例に見ていきましょう。
幼稚園に一口で申しますが、公立と私立の2つがありますよね。
公立の幼稚園の場合、学校教育費12万738円+学校給食費1万9,014円+学校外活動費8万3,895円が平均です。
合計22万3,647年が1年間でかかると言うことになります。
私立幼稚園の場合、学校教育費33万1,378円+学校給食費3万880円+学校外活動費16万5,658円が平均です。
合計52万7,916円が1年間でかかると言うことになります。
まずこの幼稚園の時点で、年間約30万もの違いが発生するということです。
小学校
幼稚園でもかなりの額が違うことがお分かりいただけたでしょう。
続いては、小学校でかかる費用についてご紹介します。
小学校は義務教育になり、教科書などの諸々にお金がかかるようになります。
公立小学校の場合は、学校教育費が63,102円。
給食費が43,728円、学校外活動費が214,451円ですので年間321,281円かかります。
これが6年間ですので、かなりの価格になりますよね。
ですが、私立の小学校ですともっと額が変わります。
学校教育費が904,164円、給食費が47,638円、学校外活動費が646,889円かかります。
年間1,598,691円かかり、これが6年間かかることになります。
つまり年間約1,277,410円変わってくることになります。
幼稚園と違いかなり金額に差が出ますのでかなりのお金を蓄えておく必要がありますよね。
中学校
では、続いて中学校の価格も気になりますよね。
この辺になると、将来に向けての進路なども決まってくることかと思います。
公立に入れるのか、私立に入れるのかも大変考える時期でもありますよね。
公立の中学校の場合は学校教育費が138,961円、給食費が42,945円、学校外活動費が306,491円になります。
年間合計488,397円で、3年間続くことになります。
私立の中学校は学校教育費が1,071,438円、給食費が3,731円、学校外活動費が331,264円になります。
年間合計1,406,433円で、こちらも3年間続くことになります。
公立の中学と私立の中学では、3年間で約3倍ものかかる費用がかわることになりますよね。
中学にもなると学習塾や習い事に行かせる家庭も多く、学費以外にかなり変わってきますよね。
高校
義務教育も終わり、将来の進路もぐっと左右することになる高校。
それぞれの夢のために、ここに行きたいなど決めて進学する方も多いと思います。
子供の夢のために、十分すぎるお金があってもいいですよね。
義務教育と違い、留学や留年などによってもかかる金額が変わってきます。
公立の高校の場合は、学校教育費が280,487円、学校外活動費が176,893円になります。
年間合計457,380円で、3年間続くことになります。
私立の高校の場合は、学校教育費が719,051円、学校外活動費が250,860円になります。
年間合計969,911円で、3年間続くことになります。
中学校よりも安く感じる方もいるでしょうが、給食がないのでその分食費が多くかかってしまいます。
部活動などによってもかかるお金も変わってきますので、備えあれば憂いなしですよね。
大学
大学ともなると、もう将来のビジョンを一番左右する部分ですよね。
行く大学によって自分がなれるものも違いますので、お金の面で夢を諦めなきゃいけないのは悲しい部分でもあります。
大学には、大きく分けて国公立・私立文系・私立理系の3つの種類があります。
国公立の場合、入学費が80.1万円、在学費が114.8万円になります。
つまり4年間で539.3万円がかかりますが、一番負担が少ないものになっております。
私立文系の場合、入学費が90.4万円、在学費が160.1万円になります。
つまり4年間で730.8万円がかかり、国公立とは200万もの差が出ます。
私立理系の場合、入学費が85.5万円、在学費が185.3万円になります。
つまり4年間で826.7万円がかかり、国公立とは300万もの差が出ます。
あくまでも平均的なもので、大学の学部などによってもかなりの差がで出る場合もあります。
施設設備費なども多くかかるのが大学ですので、納入費や在学費用の負担が大きい大学が多いのも納得です。
トータルの教育費
上記で幼稚園から大学までのかかる費用を紹介しました。
あくまでも平均的なものを紹介しましたので、それ以上かかると考えていただいたほうがいいかもしれません。
上で紹介しました、教育費からオール公立では約1,000万円、オール私立では約2,500万円必要と言うことになります。
子供を1人育てるというのは、沢山のお金が必要になると言うことです。
公立校でオールで進学しても相当な価格がかかるのですから、相当な貯金と必要としますよね。
また、途中で私立に行くのかによっても全然価格が変わってきます。
制服代や教科書代など、かなりの金額がかかりますのでその点も注意しなければいけません。
あくまでもこれは、その場所に通うためだけのおおよその費用になっております。
もちろん入試費用、他にも塾やドリルなどの購入費などもかかってきますよね。
高校や大学の寮に住む場合もまた、その他にお金がかかります。
教育費の負担の少ない、お子さんが小さい頃からコツコツと貯金をしておく必要がありますよね。
教育無償化
子供の教育費は最低でも1,000万必要だと言うお話をさせていただきました。
ですが2019年10月より、【幼児教育・保育の無償化】がスタートしております。
みなさんご存知だとは思いますが、【高等学校等就学支援金制度】もあり高等教育の無償化も始まっています。
教育費の負担がかなり軽減したことにより、希望の場所に通わせることができたという意見も多数聞きます。
とは言え、学校教育費の負担が減るのであって学校外教育費が無償になるわけではありません。
よく聞く【授業料】の部分の負担が減るだけであり、受験料や教科書代に制服代は必ずかかってきます。
さらに通学費用やひとり暮らしの際の費用や給食がなければ食費もかなりかさみますよね。
子供の教育への資金は、十分すぎるほどの額をコツコツ溜めておく必要がありますよね。
進級進学時には、教育資金の相談や教育ローンの見直しをすることもオススメさせていただきます。
子供の教育費をしっかり理解することで、子供の選択の幅が広がることでしょう。
無理のない程度で、一度資金のプランを見直すのも1つの方法だと言えます。
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株式会社ベリーライフコンサルタント
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